ジャズって何?
ジャズの誕生
ジャズは十九世紀末から二十世紀の初めころに、ニューオーリンズで生まれたというのが定説のようです。
まあ、最近は違うのではないかという説もあるんですけどね。
何にしても高々100年ちょっとの歴史しかないわけです。
意外に歴史は浅い!
また、どこかの誰かが発明した音楽というわけではないので誕生の時期も定まっていないようですね。
ジャズという言葉の語源も諸説あるようで、そのことからもジャズが自然発生的に誕生した音楽である事が分かります。
自然発生といっても、何もないところから突然ある日ジャズが生まれるなどということはありません。
当然、ルーツが存在します。
大辞林によると、「アメリカ黒人の民俗音楽とヨーロッパ音楽の融合によって成立。」ということだそうです。
つまり、ニューオーリンズにつれてこられた黒人奴隷達(当時は南北戦争後なので黒人奴隷という言い方は不適切かもしれない)が管楽器などを使って演奏していく中で生まれたのがジャズという音楽であるということのようですね。
ジャズの起源
ちなみに、ジャズの源流のひとつといわれているものにラグタイムがあります。
スコット・ジョプリンが特に有名ですね。
というか私は彼以外は知らないのですが。
大辞泉によるとラグタイムは、
一九世紀末、米国の黒人により作り出されたピアノ音楽の演奏様式。シンコペーションを伴うメロディーが特徴で、ジャズの一つの源流ともなった。
という事です。
専門用語が出てきて、よく分からない定義ですね。
まあ、ジャズの源流と確かに書いてあるのはわかります。
ラグタイムは完全に作曲されていて、ジャズの重要な要素である即興演奏はありません。
その点でジャズと区別されます。
それ以外の違いがあるかどうかは私にはわかりません。
Amazon.co.jpの分類をみても確かにスコット・ジョプリンはクラシックのカテゴリーに入れられているようですね。
まさに、ジャズとは完全に区別されています。
ジャズの特徴
さて、大辞泉によるとジャズの音楽的特徴は次のようなものです。
- オフビートの独特のリズム感
- 即興演奏
- さまざまなスタイル
国語辞典に書いてあるくらいだから間違いないでしょう。
オフビートというのはちょっと分かりにくいでしょうか?
大辞林によると、
小節内の弱拍にアクセントを置くこと。
四分の四拍子の場合、通常一拍と三拍にアクセントを置くが、これを二拍、四拍に置く。(大辞林)
という事です。
つまり、クラシックなどはタンタンタンタンというリズムだが、ジャズの場合はタンタンタンタンとなるということです。
ちなみに太字部分がアクセントを表してます。
文字でどこまで伝わるか正直わかりません。
伝わったでしょうか?
まあ、このあたりのリズム感に黒人の民俗音楽の影響があると言えそうですね。
さて、整理してみよう。
ジャズとは、十九世紀末から二十世紀の初めころに、ニューオーリンズで生まれた音楽。
黒人民俗音楽とヨーロッパ音楽が融合している。
オフビートの独特のリズム感・即興演奏・さまざまなスタイルなどの特徴を持つ。
今回はこんな所で。以上。
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