ジャズ関連書籍って読みにくくないですか?/ジャズ入門

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ジャズ関連書籍って読みにくくないですか?

このサイトを見てくれている人の中には「ジャズ入門」とか「ジャズ名盤100選」といった類の本をお読みになった経験がおありの方もいらっしゃる事と思います。その方には同意していただけるんじゃないかと思います。その手の本って読みにくく無かったですか?

活字中毒と言うほどではないのですが、私は比較的読書量は多いほうだと自負しています。また、読むジャンルも多岐にわたっている方だと思います。ですから、なじみがない分野の本を読む事も比較的多く、多くの場合それほど抵抗を感じると言う事もありません。でも、ジャズ関連の書籍だけは読みにくくてかないません。正直に言って、読めたものではないというものも多々あります。

読み始めたころは、なじみのない分野だから知らない用語が出てきたりして読みにくい部分もあるのだろうと軽く考えていたのです。でも、何冊か当たっていくうちにもっと根本的な問題ではないかと感じるようになりました。すなわち、日本語として成立していない本が多い。あるいは、読者を想定しないで思いつくままに書いてあるだけの本が多いのではないかと。

こんな事を書くと、「お前の書く文章だって読みにくい部分が多いではないか」とか「お前は人の文章が批判できるほど立派な文章を書いているのか」といった批判を受けそうです。確かに、私の文章は稚拙で立派ではないでしょう。でも、へたくそなりに意味が通じる文章のはずです。

私が読んだ本はそんなレベルは超越しています。具体的に指摘をしないと分かりにくいと思うので、私が読んだ何冊かの本の読みにくかった点を列挙してみましょう。

  • 助詞(「て」「に」「を」「は」)の使い方が明らかに間違っている
  • 句読点の打ち方がおかしい(著者は本当に義務教育を終えているのか?)
  • やたらと体言止を使い、何のために体言止をしているか解らない(修辞効果なくなってしまっっている)
  • 入門と銘打っていながら明らかに読者に予備知識(特に、音楽知識)を要求している
  • 著者の意見なのか客観的事実なのかが判別できない文章が山のように出てくる
  • 比喩を連発するあまり何がいいたいのかさっぱり分からない

さらに挙げようと思えば、まだいくつでも出てきますがこのくらいにしておきましょう。本当は、実際の文章と共に説明したほうがいいのでしょうが、特定の個人を攻撃するのが目的ではないのでそれはよしておきましょう。

とにかく、誰かにお金を出して買ってもらい貴重な時間を使って読んでもらっているというような意識は全く感じられません。はっきりいって自己満足のために書いているとしか思えないのです。言葉は悪いですがマスターベーションですよ。こんなもの。

こんな本を書く人は、読む人のことなんて考えていないのでしょうか。あるいは、ジャズは芸術だから解説書も分かりにくくないといけないと考えているのでしょうか。それとも、本当に日本語が苦手なんでしょうか。少なくとも、マーケティングの視点すなわち本をたくさん売るという視点で3秒考えればあんな本はできないはずなのですが・・・。理解に苦しみます。

義務教育を終えた人はジャズ関連の本を書いてはいけないという決まりがあるのではないかと一瞬本気で考えたりもしましたが、著者紹介欄を見ると結構有名な大学を出ている方が多かったりもします。私が読んだ本では早稲田大学出身者が多いようです。私の知る限り、早稲田大学というのは基礎的な日本語が出来ないと入れない大学のはずなのですが。あるいは、ジャズを聴いていると脳の成長が阻害されたり脳に悪影響を及ぼしたりするのでしょうか?

まあ、どれだけ書いても読んだ事がない人には分かってもらえないと思います。ですから、ジャズ関連書の被害にあっていない方は今度一回読んでみてください。大丈夫、5冊も立ち読みすれば1冊や2冊ははずれが入っているはずです。そのとき、書いてある事がわからないからと言って決して自分を責めないでください。悪いのはあなたではありません。いや、知らないで生きていくほうが幸せかな?


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