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中国音楽・中国楽器の豆知識/中国楽器・中国音楽

音楽のジャンルを分類中国楽器・中国音楽TOP


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1.雅楽と俗楽

 中国において、古代から音楽が盛んに行われてきました。

 特に、周時代の中期に孔子がでて、音楽が統治に必要なものとされてから、
中国音楽は盛んになりました。

 このときの孔子が推奨した音楽は宗教音楽を基礎にした、儀式における音
楽です。

 一般に雅楽と呼ばれています。


 雅楽に対して一般民間において行われる音楽を、俗楽といいます。

 俗楽も太古以来盛んでした。

 しかし、孔子はこの俗楽を大変憎んでいたようで、

    「俗楽が盛んになる時は国は滅びる」

 とまで行っているようです。

 極端ですね。


 ところで、最近では、雅楽はすっかり廃れてしまいるようです。



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2.北の音楽と南の音楽

 中国音楽を文化史の観点で見ると、2種類に分けることが出来ます。

 一つは「北中国音楽」、もう一つは「南中国音楽」です。


 北中国音楽は揚子江より北で広まった音楽です。

 速度も低く、調子が高いのが特徴です。


 南中国音楽は揚子江より南で行われる音楽で、広東を中心として広まりま
した。

 速度が速く、調子が高いのが特徴です。



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3.胡琴

 中国の代表的な民族楽器。胡とは、古代の中国西方、北方民族の総称です。

 もとはこの地域の音楽を胡楽といい、胡楽を演奏する楽器を「胡琴」と呼
んでいました。

 「胡琴」は劇の伴奏楽器として発展し、やがて板胡、京胡、二胡、四胡、
墜胡など形や音域、音色の異なる弦楽器に分類されるようになりました。

 20世紀半ば、民族管弦楽団が発展し、高胡、二胡、中胡、大革胡、低音革
胡などで弦楽器部が編成されるようになりました。



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4.二胡

 二胡は琴筒(共鳴胴)、琴杆(棹)、弦軸(糸巻き)、琴弦(弦)、千斤、
琴碼(駒)、弦托(台)、弓などでできています。

 琴筒(共鳴胴)は六角形や八角形、円形のものがあり、ニシキヘビの皮が
はられています。

 弓は弓杆、馬尾毛などでできており、馬尾毛は2本の弦の間に挟まれてい
ます。

 二胡は基本的に内弦をD、外弦をAの音に合わせる。音域は広く(38度以上)、
また技巧も豊富で、さまざまな感情を表現することができます。

 1920〜30年代に音楽家劉天華が十大名曲および47の練習曲を創作してから
二胡は独奏楽器として急速に発展し、数多くの優秀な演奏家とともに数々の
名曲や演奏理論も生まれた。

 現在は中国音楽のみならず、世界のさまざまなジャンルの音楽をも演奏で
きる楽器として認められています。



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5.高胡

 高音二胡のことです。

 もとは粤胡、南胡と呼ばれていました。

 1920年代初め、広東音楽の名家呂文成が二胡を改良して作りました。

 高胡の構造は基本的に二胡と同じですが、全体的に二胡より一回り小さい
楽器です。

 高胡は一般的に二胡より五度高く、内弦をAに、外弦をEに合わせるが、内
弦をG、外弦をDに合わせることもあります。

 高胡の音色は明瞭で、音域も広く、優美さを表現できる反面、力強さも表
現できる楽器です。

 合奏においては高いメロディーを演奏します。



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6.中胡

 中胡とは中音二胡の略称です。

 1940年代、合奏における必要性から二胡を改良して作らました。

 構造は二胡と基本的に同じであすが、二胡よりより人まわり大きい楽器で
す。

 また弦も二胡より太いものを使います。

 中胡は一般的に内弦をG、外弦をDに合わせるが内弦をA、外弦をEに合わせ
ることもある。

 音色は重厚でやわらかく、合奏においては中声部を受けもちます。



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7.板胡

 板胡は、<木邦>胡、秦胡、胡呼、大弦などとも呼ばれる楽器で、高音板胡
と中音板胡に分類されます。

 基本構造と各部名称は二胡と大体同じであるが、形や材料などは大きく異
なります。

 板胡の「音箱」(二胡の琴筒に相当)は、一般的にやしの殻でできており、
前には薄い桐の板が張られています。

 また、板胡の弓は二胡より太く、馬尾毛は二胡より若干多く、やや重い。

 中音板胡は内弦をA、外弦をEに合わせ、高音板胡は内弦をD、外弦をAに合
わせます。

 また河南、山東地区の風格のある曲を演奏する際は四度で調律することも
あります。

 板胡の音色は明瞭、豪放であり、1950年代初め、民族楽団に特色ある楽曲
の主奏楽器として取り入れられて以来、板胡独奏の楽曲もしだいに増えてい
った。



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8.京胡

 京胡は京劇の伴奏楽器として有名です。

 京劇の普及によって広まりました。

 京胡は本体が小さく、琴杆(棹)、琴筒(共鳴胴)、琴碼(駒)は竹でで
きています。

 力強く明瞭に響く音色で、連続した十六分音符の演奏などで華麗さを表現
できる。



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9. 四胡

 四胡は四股子、四根弦と呼ばれるほか、モンゴル族の間では、四弦などと
もいわれる。

 清の『律呂正義後編』にも取り上げられている、モンゴル族、漢族の間で
よく演奏される弦楽器のひとつである。

 その形や各部の名称は大体において二胡と同じである。

 琴筒(共鳴胴)は一般的に木製の八角形、あるいは銅製の円形であり、多
くはニシキヘビの皮が張られているが、羊の皮のものもある。

 弦は4本。

 弓の馬尾毛は二つに分かれており、1、2弦と3、4弦の間にそれぞれ挟
まれている。

 四胡は大小二種類あり、大四胡は琴筒(共鳴胴)がやや太く、調律につい
ては、2、4弦はG、1、3弦はDに合わせる。

 小四胡は、2、4弦はD、1、3弦はAに合わせる。音色は人の声と溶け合い、
応用範囲が広い。

 地方劇の伴奏などで演奏されることが多い。


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10.墜胡

 墜胡は二弦ともいわれます。

 琴筒(共鳴胴)は木や真鍮、もしくは竹でできています。

 弓は二胡よりやや長く、太い。調律は、一般的に内弦をA、外弦をDに合わ
せるが、内弦をG、外弦をCに合わせることもある。

 音色は明瞭で、音の共鳴が持続するのが特徴。呂劇(山東、河南、江蘇、
安徽に流行している地方劇)の伴奏楽器であるが、独奏や合奏においても独
特の風格があります。



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11.琵琶の起源

 琵琶は中国語で「pipa」と言います。

 昔はバチを使って演奏していました。

 その演奏方法から琵琶という名前ができたといわれています。

 つまり、外側を向いて弾く動作を琵と言い、内側を向いて弾くのを琶と言
います。

 そういう演奏法で弾く楽器が全て琵琶と呼ばれていました。

 「琵琶」は全ての撥弦楽器の総称だったわけです。


 紀元前3世紀頃の中国は、秦の時代で、始皇帝によって有名な「万里の長
城」が建築されていました。

 長城を作るために各地から集められた人々は、その仕事の休憩の間に、琵
琶の原型を演奏していました。

 これが中国の最古の琵琶と言われています。

 このころ弾かれた琵琶は後に秦琵琶とばれています。

 その後、いろいろな形の琵琶が作られています。


 更に、四世紀頃になると、インドから今の琵琶に似た楽器が中国に伝わっ
てきました。

 梨形胴で、棹が曲がっていて、四弦で、バチで弾く楽器でした。

 それからこの楽器だけが琵琶と呼ばれるようになりました。



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12.琵琶の日本への伝来

 中国では、その後、シルクロードを通って、西域から様々な外国の楽器が
伝わって楽団の編成も大きくなっていきました。

 敦煌の壁画にはそうした様々な楽器がいろいろな外国人の手で演奏されて
いる姿が活き活きと描かれています。

 五弦琵琶もそのようにして伝わり、一時期、四弦琵琶と共に演奏されてい
ましたが、中国では宋の時代以降は、使われなくなりました。

 こうした中国の文化は、遣隋使や遣唐使の手で、日本にも伝えられました。

 日本からの留学生は、多くの楽器を持って帰りましたが、その中に琵琶も
含まれていました。

 現在、奈良の正倉院には、唐の琵琶が5面、五弦琵琶が1面保存されてい
ますが、このうちの五弦琵琶は、世界で唯一の現存する実物です。

 平安時代になって、第12回の遣唐使団として中国に渡った藤原貞敏は、半
年ほど琵琶を習って、唐の琵琶と楽譜を持ち帰り、日本琵琶の発展に貢献し
たと言われています。

 その後、日本では、次第に流派によって平家琵琶・薩摩琵琶・筑前琵琶と
いうふうに幾つかの種類に分かれました。

 それぞれに特色がありますが、現在、日本で見ることのできるこうした琵
琶は、形や弾き方の上で伝来当時のものに非常によく似ています。



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13.中国琵琶の発展

 一方、中国の琵琶は楽器の作り方から演奏方法まで、その後もいろいろ改
良されました。

 先ずは、フレットの数です。

 昔の琵琶は、四弦も五弦もフレットが四つか五つしかありませんでした。

 フレットが少ないと、当然音域も狭くなって、複雑な曲を演奏することに
は向いていません。

 そこで、約千年の時代を経て、明の時代にはフレットが14個になりまし
た。



 更に、異民族による大帝国、清の時代、そして西洋文明との接触を通じて、
急速な発展を遂げました。

 1950年代には、だいたい今の琵琶の形になって、フレットも倍以上の
30になりました。


 また、敦煌の壁画などを見ると分かるように、昔は琵琶を横に倒して弾い
ていましたが、フレットがだんだん増えてきたのにつれて、この方法では、
弾きづらくなってきたので、下のフッレトを抑えやすくするために、琵琶を
立てて弾くようになりました。

 弾き方も、最初は、バチで弾いていました。

 日本の琵琶は今でもバチを使っています。

 それが、だんだん指で弾く人もでてきて、長い間に両方の弾き方が共存し
ていました。

 それぞれの特徴としては、

    「バチを使うと音量が大きくなりますが、雑音も大きくなります。」

    「それに比べて、指で弾くと、いろいろな微妙な表現ができますが、
     音が小さくなります。」

 そこで、昔の奏者たちは研究を重ねて、指でも大きい音が出せるようにく
ふうしました。

 たとえば、指を塩水に浸して、爪を堅くするとか、または、義甲という人
工の爪を付けて弾くことです。

 義甲には、最初は鼈甲(ベッコウ)が使われましたが、今では鼈甲(ベッ
コウ)の他に、プラスチックのものがあります。

 鼈甲(ベッコウ)の方は音を大きくするのには向いていますが、プラスチ
ックの方は良くコントロールすれば、音色に微妙な変化を付けることができ
ます。

 このようにさまざまな工夫がなされてきたわけです。



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14.月琴

 月琴は演劇に用い、広東音楽ではなくてはならない楽器です。

 晋の阮咸という楽器を唐代に月琴と改名したものです。

 阮咸ははじめ四絃十二柱(フレット)であったが、後に四絃十三柱となり
ました。

 月琴もはじめは四絃十三柱でしたが、現在は、北京の月琴は四絃九柱で、
広東月琴は二絃十柱です。



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15.古筝

 その起源は、紀元前5世紀から紀元前3世紀の戦国時代にまでさかのぼると
いわれています。

 当時の秦国で盛んに用いられたので「秦筝」とも呼ばれていました。

 最初は5弦でしたが、秦時代に12弦、唐の時代になって13弦となり、以後
弦の数は次々と増えていきました。

 1960年代には21弦となり、音域の拡大で表現力が豊かになりました。

 最近では24弦または26弦の筝も使われるようになりました。

 現代の中国で弾奏技術は大きく発展し、現在の中国民族音楽の中では重要
な独奏楽器となっています。


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16.洞簫

 日本の尺八と似たような縦笛。吹口は尺八は管口の外側を削ってできてい
るが、洞簫は内側を抉って作られている。

 そのため、より柔らかく静かで、人の心に吸い込まれるような音色が出せ
る。

 古来より、独奏、合奏、琴との二重奏用の楽器として用いられてきた。



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17.葫芦糸(ふるす)

 中国の少数民族に伝わる、ひょうたんと竹を使って作られたユニークなた
て笛です。

 真ん中に太い管、両側には単音竹という2本の管があります。

 単音竹には管をふさぐ蓋がついており、その蓋を着脱することによって、
実に多様な和音を楽しむことができます。

 吹き口には銅製のリードがついています。

 日本の雅楽に通じる、独特な響きの多重音を奏でます。



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中国の楽器

豆知識

関連リンク


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